3行まとめ

  • 日経平均は取引時間中に7万円台に乗せる場面がありましたが、終値は69,737円と小幅反落。TOPIXは続伸し、上昇の裾野は広がりました
  • 円は1ドル=161円台後半。今月1日には162円台後半と、報道ベースで約40年ぶりの円安水準をつけており、為替介入への警戒感が市場の話題です
  • 今週は今夜の米ISM非製造業景況指数と、9日早朝(日本時間)の米FOMC議事録が焦点です

日本株:日経平均は一時7万円、きょうはTOPIX主導

事実:日経平均株価の終値は69,737円69銭(前営業日比6円38銭安)。取引時間中には70,384円まで上昇し、7万円台に乗せる場面がありました。一方、TOPIXは4,101.96(同37.36ポイント高、+0.92%)と続伸。先週金曜(3日)は日経平均が1,010円高と大きく上昇していました。

見方:きょうは「日経平均はほぼ横ばい、TOPIXはしっかり」という組み合わせでした。単純計算のNT倍率(日経平均÷TOPIX)は約17.0倍で、きょうに関しては値がさ株より市場全体に買いが広がった形です。指数の見比べ方は日経平均だけでは分からない日本株で解説しています。高値圏では日々の振れも大きくなりやすいため、相場の体温計で温度感を確認しながら落ち着いて見ていきたい局面です。

金利・為替:金利上昇と約40年ぶりの円安水準

事実:日本の10年国債利回りは2.768%(3日時点・財務省)。ドル円は東京時間で161円台後半まで円安が進みました。今月1日には162円台後半と、1986年以来およそ40年ぶりの円安水準と報じられています。市場では通貨当局による為替介入への警戒感が根強く残っています。

見方:介入の有無やタイミングは事前に確実に分かるものではなく、実績は財務省の公表で後から確認できます(為替介入とは何か参照)。円安は輸入物価を通じて家計にも関わるため、投機的な観測に乗るのではなく、金利・物価とセットで背景を確認するのが着実です。

今週の主な予定

  • 6日(月)夜:米ISM非製造業景況指数(6月)
  • 8日(水):中国の消費者物価指数(CPI)・生産者物価指数(PPI)
  • 9日(木)日本時間早朝:米FOMC議事録(6月会合分)。現在の米政策金利は3.50〜3.75%で、6月会合では据え置きでした。議事録では利下げをめぐる内部の議論が注目されます(FRBの発表はどこを見るか参照)

AIトピック:「作るAI」から「進めるAI」への流れが続く

事実:先週から今週にかけて、エージェントAI(複数の作業を自律的に進めるAI)の現場導入事例や、報道機関のデータと生成AIをつなぐ企業間連携、AI企業の新モデル発表など、実務適用に関するニュースが相次ぎました。

見方:話題の多さと個別企業の業績は別物です。AIの広がりは公開統計で、企業への影響は決算などの開示資料で確認する姿勢が変わらず大切です。

きょうの確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。本ページとあわせてご活用ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。