3行まとめ

  • 24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。終値は64,611円15銭(前日比1,811円45銭安、2.73%安)でした。TOPIXも4,011.31(同42.57ポイント安、1.05%安)と下落しましたが、下落率には日経平均との差がありました
  • ドル円は163円台後半で推移し、一時163円98銭前後まで上値を伸ばしました。報道によれば39年ぶりの円安水準を記録したとされ、「有事のドル買い」が続く一方、164円を前に介入警戒の円買い戻しも入ったと伝えられています
  • 日本の10年国債利回りは2.776%(7月23日時点の公表値)。今夜は日米欧の7月PMI速報値の発表が、来週にはFOMC(7月28〜29日)が控えています

本記事は、当日大引け後に確認できた公開情報をもとに、金融・経済・AIの重要論点を短く整理したものです。

日本株:値がさ半導体株の下げが重荷、日経平均・TOPIXともに反落

事実:24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、終値は64,611円15銭(前日比1,811円45銭安、2.73%安)でした。始値は65,584円25銭、高値65,720円81銭、安値64,201円03銭で、報道によれば取引時間中には一時2,000円を超える下げ幅を記録する場面もあったとされています。TOPIXの終値も4,011.31(同42.57ポイント安、1.05%安)で、高値4,019.57・安値3,993.30の範囲で推移し、日経平均とあわせて下落しましたが、下落率は日経平均の方が大きく出ました。報道によると、前日の米国市場でアルファベットやテスラの決算を受けてAI関連投資の持続性への懸念が再燃し、米ハイテク株が下落した流れを引き継いだと伝えられています。東京市場でも東京エレクトロンなど指数寄与度の大きい値がさ半導体株への売りが膨らみ、下げ幅の拡大につながったと報じられています。また、中東情勢の緊迫化に伴う原油高がインフレ懸念を強め、投資家心理の重荷になったとの指摘もあります。

見方:日経平均の下落率(2.73%)がTOPIXの下落率(1.05%)を上回っており、指数寄与度の大きい値がさ株の値動きが日経平均を大きく動かした可能性があります。指数間の動きの違いを捉える視点は日経平均だけでは分からない日本株を、値動きの大きさそのものの見方は相場の体温計を参考にしてください。

金利・為替:10年国債利回りは2.776%、ドル円は163円台後半で39年ぶり円安水準

事実:財務省公表の国債金利情報によると、日本の10年国債利回りは2.776%(7月23日時点の公表値)でした。為替市場では、24日のドル円について複数の報道が163円台後半の水準を伝えています。株探の報道によると、24日午前8時時点で1ドル=163円84銭前後、午前11時時点では163円77銭前後とされ、前日から大幅なドル高・円安で推移したと伝えられています。報道によれば、ドル円は一時163円98銭前後まで上値を伸ばし、39年ぶりの円安水準に達したとされています。中東情勢の緊迫化を背景とした「有事のドル買い」が続く一方、節目とされる164円を前に、本邦当局による為替介入への警戒感から円買い戻しが入る場面もあったと報じられています。

見方:金利面では10年国債利回りが前日公表値からさらに上昇し、為替面では地政学リスクを背景とした円安圧力と、為替介入への警戒感がせめぎ合う展開が報じられています。金利・為替・日本株を横断的に確認する視点は金利・為替・日本株を毎日どう見るかを、為替介入の基礎知識は為替介入とは何かを参考にしてください。

今夜・今週の主な予定

  • 7月24日(金)夜:日米欧の7月PMI速報値、米6月新築住宅販売件数の発表が予定されています
  • 7月28日(火)〜29日(水):FOMC(米連邦公開市場委員会)が開催予定です。7月28日には米7月消費者信頼感指数の発表も予定されています
  • 7月31日(金):日本銀行の総裁定例記者会見が予定されています

AIトピック:本番運用が広がる一方、AI投資の収益回収力に市場の視線

事実:24日付の報道によると、生成AI・AIエージェントをめぐっては、企業が業務やシステム運用の中でAIエージェントを継続的に稼働させる「本番運用」の段階に移りつつあると伝えられています。一方で、前日には米大手テック企業の決算を受けてAI関連投資の収益回収力への懸念が市場で再燃したとも報じられており、AI投資の実需の広がりと株式市場での評価が交錯する状況がうかがえます。またEUでは、AI生成コンテンツの表示義務などを定めたAI法の透明性規定が8月2日から適用される見通しと伝えられています。

見方:AIエージェントの活用が実務で広がる一方、株式市場ではAI関連投資の採算性そのものが問われる場面が増えているとみられ、企業のAI投資について「導入の広がり」と「収益化の実態」を分けて捉える視点が重要になりそうです。生成AIの活用状況を数字で捉える視点は生成AIの統計で読み解くを参考にしてください。

きょうの確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。本ページとあわせてご活用ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。