3行まとめ

  • 日経平均は前日比1,008円01銭高(1.49%高)の68,751円51銭と続伸。ASMLホールディングの好決算や米ハイテク株高を受け、AI・半導体関連株が買われました
  • TOPIXも49.14ポイント高(1.22%高)の4,088.12(高値引け)と続伸しました
  • ドル円は162円20銭前後で推移。米6月生産者物価指数(PPI)は今夜21時30分、地区連銀経済報告(ベージュブック)は翌16日午前3時の公表が予定されています

本記事は、当日大引け後に確認できた公開情報をもとに、金融・経済・AIの重要論点を短く整理したものです。

日本株:ASML好決算を追い風にAI・半導体株が上昇、日経平均は2日続けての大幅高

事実:15日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は68,751円51銭(前日比1,008円01銭高、1.49%高)。67,989円74銭で始まった後、67,833円17銭と68,798円24銭の間で上下し、68,751円51銭で取引を終えました。TOPIXも4,088.12(同49.14ポイント高、1.22%高)と続伸し、始値4,064.96、高値4,088.12、安値4,035.73で推移し、高値引けとなりました。報道によれば、前日の米ハイテク株高を手掛かりにAI・半導体関連株が買われたほか、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが15日午後に発表した決算で、2026年通期の売上高見通しを従来の360億〜400億ユーロから430億〜450億ユーロへ引き上げたことも追い風になったと伝えられています。値上がり寄与度上位にはアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアホールディングスが並んだほか、ハイテク株比率の高い台湾・韓国株式市場の上昇も支援材料になったと報じられています。

見方:前日(14日)も500円超の反発を見せており、2日続けての大幅高となりました。半導体関連株が指数をけん引する構図が続いており、日経平均とTOPIXの値動きの違いは日経平均だけでは分からない日本株、値動きの大きさの捉え方は相場の体温計を参考にしてください。特定業種への資金集中が続く局面では、短期的な値動きの大きさに一喜一憂せず、公表情報で事実関係を確認する姿勢が引き続き大切です。

金利・為替:ドル円は162円台前半、前日の米CPI下振れ後に持ち直し

事実:日本の10年国債利回りは2.713%(7月14日時点・財務省公表)。ドル円は15日午前8時時点で162円23銭前後と、前日午後5時時点に比べ11銭のドル安・円高で推移していると報じられています。前日発表の米6月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受け、一時161円60銭前後までドル安・円高が進む場面もありましたが、原油先物価格の上昇を背景とした「有事のドル買い」もあり、その後162円台前半へ持ち直したと伝えられています。

見方:今夜21時30分には米6月生産者物価指数(PPI)が発表され、FRBの地区連銀経済報告(ベージュブック)は翌16日午前3時(米東部時間15日14時)に公表される予定です。前日のCPIに続きインフレ動向を測る材料として注目されており、結果次第でドル円が上下どちらにも振れる可能性があります。為替の基礎知識は為替介入とは何かを参考にしてください。

今週の主な予定

  • 7月15日(水)21:30:米6月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されています
  • 7月16日(木)3:00:FRBの地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表が予定されています(米東部時間7月15日14:00)
  • 7月16日(木):米6月小売売上高の発表が予定されています。個人消費の動向を示す指標として、FRBの金融政策運営を占ううえで注目されています
  • 7月17日(金):7月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)の発表が予定されています。指数に含まれる期待インフレ率が特に注目されています(FRBの発表はどこを見るか参照)

AIトピック:Anthropic、米K-12教員向けに「Claude for Teachers」を無料提供へ

事実:Anthropicは7月14日(現地時間)、米国のK-12(幼稚園から高校まで)教員向けに、Claudeの主要機能を無料で提供する「Claude for Teachers」を発表したと報じられています。認定を受けた教員は、学習科学の知見に基づいた教育向けスキルや、各州の学習指導要領に対応したカリキュラムとの連携機能(Learning Commonsコネクタ)を利用でき、数学の練習問題や図表の作成、授業資料の教材化などにAIを活用できるとされています。対象は個人の教員向けで、2027年6月30日まで申し込みを受け付けるとのことです。Anthropicは今後、学校・学区向けの提供も検討していると伝えられています。

見方:教育現場でのAI活用は、便利な補助ツールという段階から、各国のカリキュラムに沿った形での実装が進む段階に入りつつあります。国内でも学校現場でのAI活用の議論が進んでおり、海外の教育向けAI提供の枠組みは参考事例として注目されそうです。AIの広がり全般は公開統計を参考にしてください。

きょうの確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。本ページとあわせてご活用ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。