3行まとめ

  • 日経平均株価の終値は68,309円46銭(前日比-647円26銭、-0.94%)、TOPIXは4,091.00(同-40.98ポイント、-0.99%)と、そろって反落しました。前日の急伸の反動に加え、原油高や国内長期金利の高止まりが重荷になったと報じられています
  • ドル円は16時13分時点で157円81銭前後と、前日より56銭の円高・ドル安でした。今夜21時30分には米国の9月雇用統計の発表が予定されています
  • AIトピックでは、米OpenAIが新モデル「GPT-6.1 Sol」を公開し、上位モデルに近い性能を約5分の1の料金で提供すると発表したと報じられています

本記事は、当日大引け後に確認できた公開情報をもとに、金融・経済・AIの重要論点を短く整理したものです。

日本株:日経平均・TOPIXともに約1%安、下落銘柄が8割超

事実:株探(かぶたん)の日足データによると、日経平均株価は始値68,313円46銭、高値68,741円49銭、安値68,132円16銭、終値68,309円46銭(前日比-647円26銭、-0.94%)でした。TOPIXは始値4,097.10、高値4,117.69、安値4,087.97、終値4,091.00(同-40.98ポイント、-0.99%)です。財経新聞の大引け報道でも日経平均の終値は同じ値でした。同報道によると、前日の急伸を受けた利益確定売りに加え、米政権による対イラン攻撃強化の可能性を背景とした原油価格の上昇や、国内長期金利の高止まりが投資家心理の重荷になったとされています。業種別では非鉄金属、鉱業、石油・石炭製品が上昇し、証券・商品先物取引業、不動産業、その他金融業などが下落しました。東証プライムの売買代金は8兆2,978億円で、値上がり銘柄は13.8%、値下がり銘柄は84.1%だったと伝えられています。

見方:指数の下げ幅は1%弱にとどまりましたが、値下がり銘柄が8割を超えており、売りは市場の幅広い銘柄に及んだ一日といえます。前日は日経平均だけが大きく上がり、TOPIXの上昇は小幅でしたが、きょうは両指数がほぼ同じ率で下げました。終値ベースのNT倍率(日経平均÷TOPIX)は約16.70と、前日(約16.69)からほぼ横ばいです。指数の違いの見方は日経平均だけでは分からない日本株、相場の温度感は相場の体温計で確認してみてください。

金利・為替:長期金利は3%台、ドル円はやや円高

事実:財務省公表の国債金利情報によると、日本の10年国債利回りは3.092%(2026年10月1日時点の公表値)で、前日(3.057%)から上昇しました。10月2日の公表値は執筆時点で確認できていません。ドル円は、日本経済新聞のマーケットデータで2日16時13分時点で157円81〜82銭(前日比56銭の円高・ドル安)でした。同日の高値は158円20銭、安値は157円56銭です。財経新聞は、前日の米国市場でFRB副議長の発言を受けて早期の追加利上げへの警戒がやや後退したと伝えています。

見方:日本の長期金利は3%を上回る水準が続いており、株式市場では借入金の多い不動産などの業種に重荷として意識されやすい状況です。為替は前日の大きな円安から、きょうは小幅に戻した形です。今夜の米雇用統計の結果は、米国の金融政策の見通しを通じて金利や為替を動かす可能性があります。金融政策の読み方はFRBの発表はどこを見るかと日銀の利上げが家計・為替・株にどう影響するか、為替の急な動きと当局の対応は為替介入の基礎知識が参考になります。

今夜の主な予定

  • 10月2日(金):18:00 ユーロ圏 9月消費者物価指数(速報)。21:30 米国 9月雇用統計

なお、総務省がきょう発表した8月の完全失業率は2.5%で、前月より0.1ポイント悪化したとNHKが報じています。米国の雇用統計とあわせて、日米の雇用の強さは物価や金利の行方を考える材料の一つです。物価の見方は消費者物価指数(CPI)の読み方も参考になります。

AIトピック:高性能モデルの「低価格化」が進む

事実:ITmedia AI+によると、米OpenAIは9月29日(現地時間)、新モデル「GPT-6.1 Sol」を発表し、同日から提供を始めました。一部のベンチマーク(性能比較テスト)では上位モデル「GPT-6 Astra」と同等の性能を示し、利用料金は約5分の1になるとされています。API料金は100万トークン当たり入力2ドル、出力10ドルと伝えられています。

見方:生成AIでは、性能の向上と同時に「同じ性能をより安く使えるようにする」競争が進んでいます。利用コストが下がれば企業の導入が広がりやすくなる一方、AI開発企業の収益性や、データセンター・半導体への投資の行方にも関わってきます。前日の日本株で注目された半導体関連の動きも、こうしたAI需要の見通しと結びついています。生成AIの広がりを数字で捉える視点は生成AIの統計で読み解くを参考にしてください。

きょうの確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。きょうのように指数の下げ幅は小さくても、値下がり銘柄数が大きく偏る日があります。指数の騰落率だけでなく、値上がり・値下がり銘柄の割合もあわせて見ると、市場全体の雰囲気をつかみやすくなります。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。