3行まとめ

  • 日経平均株価の終値は62,189.65円(前営業日比-503.51円、-0.80%)と3日続落しました。一方、TOPIXは3,972.98(同+7.17ポイント、+0.18%)と小幅に上昇し、指数によって明暗が分かれました
  • 半導体関連の値がさ株が売られた一方、商社株や資源関連株が堅調だったと報じられています。長期金利は低下し、ドル円は157円台前半で小動きでした
  • 今週は27〜28日(米国時間)にFOMC、29〜30日に日銀の金融政策決定会合が開かれ、米大手テック企業の決算も相次ぎます

本記事は、当日大引け後に確認できた公開情報をもとに、金融・経済・AIの重要論点を短く整理したものです。

日本株:半導体安で日経平均は続落、TOPIXはプラス

事実:株探の指数ページ(大引け後に確認)によると、日経平均株価は始値62,449.96円、高値62,902.95円、安値62,094.34円、終値62,189.65円(前営業日比-503.51円、-0.80%)でした。終値は日本経済新聞のマーケットデータの「大引」表示と一致しています。TOPIXは終値3,972.98(同+7.17ポイント、+0.18%)です。財経新聞によると、前週末の米国市場で中東情勢の緊迫による原油高と米長期金利の上昇を受けてダウ平均が下げたことから、半導体関連の値がさ株を中心に売りが出た一方、商社株や鉱業・石油関連株は堅調だったと報じられています。日経平均は寄り付き後に一時プラスに転じる場面もあったとされ、東証プライムの売買代金は6兆6,438億円と報じられています。

見方:日経平均が下がりTOPIXが上がる「ねじれ」は、日経平均への影響が大きい一部の値がさ株が売られ、幅広い銘柄はむしろ底堅かったことを示しています。終値ベースのNT倍率(日経平均÷TOPIX)は約15.65と、前営業日の約15.81から下がりました。日経平均の数字だけで相場全体を判断しないことが大切です。指数の違いは日経平均だけでは分からない日本株、相場の温度感は相場の体温計も参考にしてください。

金利・為替:長期金利は低下、ドル円は157円台前半

事実:財務省公表の国債金利情報によると、日本の10年国債利回りは2.837%です(2026年10月23日時点の公表値で、前営業日の2.914%から低下)。本日26日分は記事作成時点では公表されていません。日本経済新聞のマーケットデータでは、新発10年国債利回りは15時58分時点で2.780%(前日比-0.015ポイント)と表示されていました。両者は算出方法が異なるため、数値を単純に比べることはできません。ドル円は、同データで16時43分時点の表示が157円16〜17銭、前日比+0.21円(円安方向)でした(確定した終値ではありません)。きょうの高値は157円18銭、安値は156円65銭です。

見方:今週は日米の金融政策の発表を控え、為替は様子見ムードが強い一日でした。報道では、日銀は政策金利を据え置きつつ、物価の基調が2%目標に達したかどうかの判断を示すかが焦点とされています。発表内容によっては為替や金利が大きく動く可能性もあります。日銀の政策の影響は日銀の利上げが家計・為替・株にどう影響するか、急な円安・円高への備えは為替介入の基礎知識をご覧ください。

今週の主な予定

  • 10月27〜28日(米国時間):FOMC(FRBのカレンダーで確認)。声明の公表は日本時間29日(木)未明の見込みです
  • 10月28日(米国時間):アルファベット、マイクロソフトの決算発表が予定されていると報じられています
  • 10月29日(米国時間):米国の7〜9月期GDP速報値、9月のPCE物価指数の発表、アマゾンの決算発表が予定されていると報じられています
  • 10月29〜30日:日銀の金融政策決定会合。30日(金)に「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」の公表と総裁の記者会見が予定されています

日程は変更される場合があります。FOMCの見方はFRBの発表はどこを見るか、物価指標の読み方は消費者物価指数(CPI)の読み方が参考になります。

AIトピック:AI投資の「採算」が問われる決算週に

事実:OANDA証券のマーケットレポートは、米国の経済成長がAI関連の投資に大きく頼っていると指摘し、AI向けの計算基盤を提供する企業の信用リスクを示す指標が上がったことなどを伝えています。今週は米大手テック企業の決算が続き、AIへの巨額投資が収益に結びついているかに関心が集まっていると報じられています。製品面では、Anthropicが10月21日、利用者のメールや予定表を見守って仕事を先回りして手伝うAIエージェントのアプリ「Claude Duet」を、米国の一部有料利用者向けに試験提供すると発表したと海外メディアが報じています。

見方:AIの技術や製品は次々に登場していますが、株式市場では「どれだけ投資し、どれだけ回収できるか」に目が向かう局面です。本日の東京市場で半導体関連株が売られたのも、こうした見方と無関係ではないとみられます。決算の数字だけでなく、各社が来期の投資計画をどう説明するかも確認しておきたいところです。生成AIの広がりを数字で捉える視点は生成AIの統計で読み解くをご覧ください。

きょうの確認術

毎日の相場確認の順番(金利→為替→日本株→温度感)は、金利・為替・日本株を毎日どう見るかにまとめています。今日のように日経平均とTOPIXの向きが逆になった日は、両方の前日比を並べて見ると、相場全体が弱いのか、一部の銘柄だけが動いたのかを見分けやすくなります。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載の数値は執筆時点で確認したものです。投資判断は、ご自身の状況やリスク許容度を踏まえ、必要に応じて専門家にも相談しながらご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項もご確認ください。